洗濯マニア・うのたろうです。
ダウンジャケットが自宅で洗えるって知っていましたか?
ダウンジャケットってじつはクリーニングにだす必要はないんです。家でちゃちゃっと洗えば綺麗になります。
というわけで。
本日はダウンジャケットの自宅での洗濯方法をご紹介いたします……
本当にダウンジャケットは洗えるの?
まずお手持ちのダウンジャケットの内側の腰あたりについている洗濯タグを見てください。表示を見ると「水洗い不可・ドライのみ」のような表示が書かれていると思います。
しかし。そんなものは無視してかまいません。ダウンは水で洗えます。一部例外をのぞき、ほとんどの場合、自宅での洗濯がOKなのです。もちろんダウンの仲間である中綿のジャケットもダウンジャケット同様洗濯ができます。ちなみに……
その一部の例外とは?
レザー、フェイクレザー、羊毛(ウール)です。
これらのダウンジャケットは自宅でというよりも、そもそも「水洗い」ができません。
理由は、レザーならば型くずれや革の硬化が起こってしまうから。フェイクレザーならば割れたり、ちぎれたり、ビニールっぽく溶けてべたべたになります。そしてウールの場合は生地の収縮が起きて縮んでしまうからです。
ですので、所持しているダウンジャケットがこういった素材の場合は、あきらめておとなしくクリーニング店に持っていきドライクリーニングをしてもらいましょう。ちなみに……
ダウンジャケットの自宅での洗い方は2種類
①手洗い
②洗濯機洗い
どちらの方法でも洗濯は可能ですが、個人的には手洗いをオススメします。
そんなわけで手洗いの場合、洗面所にいくか、または大きな洗面容器(最悪バスタブでもOK)を用意してください。ちなみに……
洗うときの注意点は?
基本、洗剤を使わないほうが良いとされています。
ダウンの素材である羽毛やフェザーに含まれる脂がアルカリ性に弱い性質を持っているからです。
ですので。
できることならば洗剤なしのぬるま湯洗いが一番オススメなのですが、どうしても洗剤を使うという場合は中性のおしゃれ着用洗剤をつかうようにしてください。
※ぼくはアクロンのピンクを使っています(使用料の目安は水45リットルに対してキャップ1~1半)。
1.ダウンジャケットの洗濯方法(準備編)
①ダウンを裏返す
②ファスナー、ボタン、フックなどを洗うまえにとめる
③洗面器にぬるま湯を浸す(30℃くらい)
④(任意で)中性洗剤をぬるま湯に溶かす
⑤裏返してファスナー等をとめたダウンを軽く畳んで投入
※ファスナー等があいていると、洗濯中に引っかかり生地を傷めてしまう場合があるのできちんとしめるようにしてください。
2.洗濯~すすぎ
押し洗い
①押して水をダウンジャケットのすみずみまで浸透させる
②30~40回丁寧に押し洗い(もみ洗い、こすり洗いはNG)
③水が汚れたら、いったん排水
※汚れがひどい場合は、この工程をもう一度くり返してください。できることならば何度かくり返し、水に汚れがでなくなるくらいまで。
水ですすぐ
ダウンジャケットが吸ってしまった洗剤をすすいで落としてあげなければいけません。やり方は再度、桶などに水をためてそのなかにダウンを投入。
そして押し洗いとおなじ要領で10回ていど押してあげてください。これを2~3度くり返します。水の濁りがなくなったら完了です。
※すすぎはシャワーを使って洗い流してもOK。
これで洗濯は終了です。次は乾燥の作業にうつります。
3.脱水~乾燥まで
①軽く水気を拭きとる
ダウンを優しく押して水分を切り、バスタオルでつつんで、なんとなく水分をとってください。ぎゅっとしぼるのはNG。本当に軽くでOKです。
②洗濯機にいれる
ここからは手洗いでも洗濯機を使用します。洗濯ネットがあるのならばそこに洗い終えたダウンをいれてください。ない場合は、そのまま洗濯機に放りこんでOKです。
③脱水のみをおこなう
洗濯機のメニューから「お好み」や「こだわり」といった方法を選んでください。そのなかに「脱水」のみをおこなうコースが絶対にあります。それをセレクトします。そして、ここからが大事です。
脱水は最長でも1分間
これを絶対に守ってください。ですので洗濯機のまえにスタンバイをして1分が経過したらストップ(あるいは停止)ボタンを押してください。これで脱水は完了です。あとは型崩れしないようにハンガーにかけて風通しの良い場所に干すだけです。
ちなみに……
洗濯機の場合は?
マシンウォッシュ(洗濯機で洗濯)の場合は、ダウンジャケットが浮きあがりやすいのでバスタオルなどでぐるぐる巻きにしばって洗うようにしてください。きちんと水にひたらないと綺麗に洗えません。もちろん「手洗い・丁寧」モードで洗うことも重要です。
以上がダウンジャケットを自宅で洗う方法と裏ワザでした。
ちゃんちゃん