うのたろうです。
そろそろ年末を意識するころですね。
年末といえば……
ベートーヴェンの第9(だいく)です。
というわけで、本日はぼくのオススメCD紹介のなかから「クラシック初心者が絶対に失敗しないベートーヴェン交響曲第9番『合唱』の選び方」です。
タイトルが長いですが、スタートです。そのまえにこの曲の簡単な紹介です。
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ベートーヴェンの第9とは?
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは生涯に9つの交響曲を残しました。
この交響曲第9番ニ短調作品125(ドイツ語: Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125)というのはつまりベートーヴェン最後の交響曲にあたります。
また副題として「合唱付き」あるいは「合唱」がつくことがおおいのでこちらの名前でタイトルをきいたことがある人もおおいのではないでしょうか。
ほかにも日本では親しみをこめ「第九」(だいく)とも呼ばれることがあります。
とくに第4楽章は『歓喜の歌』としても親しまれて大みそかなどに歌われているのです。
それがわれわれの耳に届いているのです。
ちなみに……
第4楽章の演奏スタイル
この第4楽章は独唱と合唱を伴って演奏されます。
歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』(歓びの歌や歓喜の歌と呼ばれることもあります)が用いられています。
そろそろ脳内再生されてきたころではないでしょうか?
エヴァでもよく流れるあの音楽です。
そんなベートーヴェンの交響曲第9番ですが。
これは上質な長編小説のような構成でつくられています。
ちなみに、こんな感じです。
ベートーヴェン/交響曲第9番二短調 op.125『合唱付き』
第1楽章/Allegro Ma Non Troppo E Un Poco Maestoso
第2楽章/Molto Vivace – Presto
第3楽章/Adagio Molto E Cantabile – Andante Moderato
第4楽章/Finale An Die Freude
こう書いてもわかりづらいですが、要するに全4楽章構成のベーシックな交響曲。
そのため有名な第4楽章だけ聴くのでは本当にもったいない。
ぜひとも第1楽章からすべてを通しで聴いてみてください。
とくに第2楽章のスケルツォはでたらめにかっこいい。
そして全編を通して、本当にカッコよくてオモシロイ。
そんな音楽なのです。
そんな第9にもひとつだけ問題点が……
第9の問題点
この曲めちゃくちゃカッコイイのですが、クラシック音楽のメジャーな人気曲だけあって、CD屋さんにいくと大量のダイクのCDがありクラシック初心者のかたはなかなか選べないのです。
どれを買えばいいの?
失敗しない名盤はどれ?
そんなふうに思うことでしょう。
そこでぼくのオススメをひとつ。
はっきりいいます。
第9は最初にこれを買わなきゃ損だ、です。
そのCDとは……
ベートーヴェン『交響曲第9番』オススメCDの1枚
これです。
交響曲第9番『合唱』 スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン放送交響楽団、他
ちなみに。
内容はこんな感じです。
ベートーヴェン:交響曲第9番二短調 op.125『合唱付き』[70:44]
第1楽章 [15:14]
第2楽章 [13:02]
第3楽章 [16:54]
第4楽章 [25:30]
アネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
ダニエラ・シンドラム(アルト)
クリスティアン・エルスナー(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
バイエルン放送合唱団
ザールブリュッケン放送交響楽団
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
スピード感もスケールも本当にカッコイイ一枚なので、ぜひともファースト第9はこのCDを選ぶようにしてください。
最後に
前述のエヴァのほか、さまざまな映画やアニメやドラマ、そしてテレビCMなどにも使用される第9。
この曲の思い出は人によってさまざまだろうと思います。
ちなみに。
ぼくの思い出はだんぜん「時計じかけのオレンジ」です。
そういった意味でこのミスター・S――スクロヴァチェフスキの第9はあの映画(ぼくの場合小説)のようなドカスカした感じが一番でているのでオススメなのです。
ほんとにビズムニーきちゃうようなカッコイイ音楽です。
アレックスの口調のうのたろうでした。