うのたろうです。
スターバックス2017年4月の新作フラペチーノのなかには「アメリカンチェリーのコンポート」というものがはいっています。
コンポートっていったいなに?
ジャムとどう違うの?
などという疑問におこたえいたします。
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ジャムとは?
ジャムは古来よりの保存食品。
ひとことでいえば「果物に砂糖をくわえて煮詰めた食品」です。ジャムが甘い理由は大量の砂糖をくわえることで保存期間を長くするという目的があるからです。
※イチゴジャム
ジャムの作り方は果物と砂糖を1:1で混ぜて、そこに少々のレモン汁をくわえ、焦げないように注意しながらじっくりと時間をかけて煮詰めるという形です。
ちなみにジャムはカタカナ語であり英語では「jam」とはいいません。
英語圏の人たちはジャムのことを「jelly(ジェリー=ゼリー)」と表現します。たとえば上記のイチゴジャムならば「strawberry jelly」というように呼ばれています。
コンポートとは?
コンポートは英語でありスペルを書くと「compote」です。
コンポートはジャムとは違い「果実をシロップで浸けた(あるいは煮た)食品」です。一見しておなじようなものですが、ここには大きな違いがあります。
※イチゴコンポート
コンポートの作り方は鍋に砂糖と水をいれて加熱し、その後、果物を投入します。15分程度火にかけ果物がやわらかくなったら火をとめて、そのまま放置。充分に冷めたら冷蔵庫に移ししっかりと冷やせば完成です。つまり……
ジャムとコンポートの違いは?
・ジャム
→フルーツを煮詰めてぐずぐずにしたもの
→果物の原形をとどめていない
・コンポート
→フルーツに甘いシロップを吸わせたもの
→果物の原型をとどめている
つまりジャムは大量の砂糖を使用しているのに対し、コンポートは砂糖を溶かした水につけただけですので、甘さに大きな違いがでています。そして砂糖をあまり使っていないということでコンポートは保存食という使い方はできません。
コンポートの方がジャムより甘くない、保存もきかない――こういった認識で間違いありません。
まとめ
こうしてみるとずいぶんと違う食べ物だということがわかりました。
ちなみに煮た言葉でよく耳にする「コンフィチュール」はジャムとほぼおなじ意味です。
・ジャム=英語
・コンフィチュール=フランス語
ざっくりとこれだけの違いです。
うのたろうでした。