うのたろうです。
「コンセントには左右の区別があり、正しいさし方がある」というのをご存じでしょうか?
というわけで。
本日は、意外と知らない……
というよりふだんぜんぜん意識しないコンセントの穴の正しい使い方のご紹介です!
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なぜコンセントの穴は2つあるの?
それにはまずコンセントを見てください。わかりやすく壁に埋まっているものです。左右の穴を見くらべてみてください。すると……
なんと左右の穴の長さが違うのがわかると思います。
具体的には左9mm、右7mm。
どのコンセントも「左のほうがやや長い」というのが特徴です。
コンセントの穴は左のほうがやや長い――
通常、配線工事が正しくおこなわれている場合、すべてのコンセントはこのようになっているはずです。では……
どうしてコンセントの左右の長さは違うの?
これはコンセントの左右の穴にはそれぞれべつの役割があたえられているからです。具体的には以下のもの。
右の穴は……
電気が通ってくる穴。
つまりコンセントの奥から機器にむかって電気が流れてくるほうの穴で「ホット」と呼ばれています。
左の穴は……
電気の帰り道。
電線を通して地面につながっている穴で「アース」もしくは「コールド」と呼ばれています。
では……
どうしてこんな違いがあるの?
これは安全性や安定性をたもつためにこのような形になってるのです。
たとえば、もしなにかの事故などで高圧の電気が「ホット」から流れてきてしまった場合でも「コールド」があればその高圧な電気を地面に逃がすことができます。
これがコンセントの穴の左右の違いの意味です。ちなみに……
コンセントは正しく差すと良いことがある?
もちろんわれわれが普段やっているように「なにも考えず適当に」コンセントにプラグをさしたとしても問題はありません。パソコンはつきますし、ふつうに音楽も聴くことがでします。
しかし。
じつはコンセントは左右を正しくプラグを差すことで品質向上が図れる場合があります。
具体的には音響機器や通信機器の動作の安定や品質向上につながる場合があるのです。どういうことなのでしょうか? 見てみましょう。
コンセントの正しいさし方
音響機器などの電源コードを見てください。白い線が印刷されていませんか?
白い線が印刷されている場合
その場合、白い線が印刷されている方を「アース(グランドと呼ぶ場合もある)」と呼びます。つまり、おなじアースの左の穴にさしこんでください。これが正しいコンセントプラグのさし方です。
白い線がない電源プラグの場合は?
白い線がない場合は、片方に文字が印刷されていると思います。その場合、文字が印刷されている方が「アース」になります。白い線の場合と同様、左の穴にさしこんでください。
まとめ
コンセントをそれぞれ正しい方にさすことで音響機器ならばノイズがなくなったり、音質が良くなったりという効果が期待できます。ほかにもノートパソコンならば、はやり音や画質に良い影響がある場合もあります。
コンセントプラグは印のある方を左側にさす――ぜひとも試してみてください。
以上。
コンセントの知識と正しい使い方でした。