うのたろうです。
Massa(マッサ)という調味料をご存知ですか?
少しまえに流行った塩麴、そして塩レモンのブームに次いで今じわじわときているこの新調味料・マッサ。いったいどんなものなのでしょうか? 見ていきましょう。
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Massa(マッサ)とは?
Massa(マッサ)とはポルトガルの伝統的な調味料。原材料は赤パプリカと塩のみ。見た目としてはこんな感じ。まっかっかですが、この色は赤パプリカの色なので唐辛子のように辛くはありません。
そんなマッサ最大の特徴は、なんといってもその旨み。
マッサは寝かせて発酵させることで熟成します。そして、そうすることによりパプリカが本来持っている甘みがコクを生み、そのコクが発酵食品であるマッサのうまみにプラスされます。結果、味に深みがでるのです。
ちなみに。
最後に詳しく説明しますが、作り方はシンプルです。「パプリカを塩漬けにして寝かせるだけ」。家庭で簡単につくれます。そのうえ保存もきき、和洋中どんな料理にも活用できる万能調味料なので使い勝手も抜群です。では……
マッサの使い方は?
マッサは使い方もとてもシンプルです。日本における醤油や味噌の感覚といえばわかりやすいでしょうか。ポルトガルでは、どんな料理にでもマッサを使います。なぜならマッサを料理にいれると「旨み」と「コク」が加わるからです。そのためシンプルな料理でもグッと味が底あげされるのです。
またマッサの原料であるパプリカには若さと健康を保つのに欠かせないビタミンA、C、Eが豊富に含まれています。これらは身体の免疫作用向上や生活習慣病予防に役立つ3種類のビタミンとして有名です。
さらにマッサは鮮やかな赤色であるため、ほんの少量料理にいれるだけでも見た目がグンとよくなります。
マッサの具体的な使い方は?
「日本でいうところの醤油や味噌のよう」そんなふうに表現されるくらい、マッサの使い方は本当にさまざまです。
味付けのメインにするのはもちろん、野菜などをマッサにディップして食べるという方法もあります。さらには料理の下味をつけるのにマッサをつかったり、隠し味にマッサを利用することもあります。
マッサの原料であるパプリカは加熱しても栄養価が壊れにくいため、どんな料理にもつかえます。そのうえ複雑な調理もいっさい必要なく、シンプルに炒めたり焼いたりするだけで良いというのが嬉しいポイントですね。ちなみに……
マッサによくあう食材は?
肉、魚、野菜すべての食材と好相性ですがとくにマッサにあうのは肉料理です。マッサには独特の風味があるためポルトガルでは肉料理の下味によく使われます。
たとえばマッサを肉にもみこんでしばらく置いておくだけで、肉は柔らかくなりうまみがアップします。漬けこむだけで豚肉にコクと旨みをプラスしてワンランクうえの肉料理をつくることができるのです。
マッサの作り方は?
具体的な方法は以下の通り。パプリカの旬は4月~9月。工程はおおきくわけて3つです。
準備~発酵
①赤ピーマンのヘタと種をとって縦8つに割る
②たっぷりと塩をふりけてボウルやザルに薄く敷き詰める
③この手順を繰り返し赤ピーマンを何段にも重ねあわせる
発酵~仕上
④発酵が進んできたら、あがってきた水を捨てる
⑤ピーマンをよく水洗いして水気をとる
⑥オリーブオイルを加えたのちブレンダーやミキサーにかけてこまかくする
仕上~完成
⑦瓶にいれて完成
最後に
いかがでしたか?
以上が今話題のポルトガル伝統調味料Massa(マッサ)の使い方と作り方です。
シンプルなうえ、料理にもつかいやすく、さらに栄養も満点というので良いことづくめということがわかったのではないでしょうか。
Massa、うまいですよ。
うのたろうでした。