うのたろうです。
本日、ルイ・ヴィトンのシリアルナンバー(製造番号)の見方のお話です。お手持ちのヴィトン、これから購入しようか迷っている中古のヴィトンが何年何月にいつつくられたのか簡単に調べる方法を見てみましょう。
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ルイ・ヴィトン製造番号はどこにあるの?
ヴィトンの商品にはかならず製造番号が印刷されています。しかし製造番号の位置は商品によってまちまちなので、一律に「どこを見ればいい」ということはありません(どうしてもわからない場合は、ヴィトンに問い合わせれば教えてもらえます)。
たとえば長財布ならば、ポケットの中横側や札入れの中横側などに製造番号がプリントされています。同様にバッグの場合は、タグの内側、ショルダーのつけ根部分、ポケットの内側などに記載されていることがほとんどです。
このようにシリアルナンバーは基本的に製品の内側に記載されていることがほとんどです。したがって、どの商品の場合もポケットやショルダーの革のつけ根部分などをめくらないと見えない場所にあります。では……
ヴィトンのシリアルについて
現行(2007年以降)のルイ・ヴィトンの製品の場合、シリアルはアルファベット2桁+数字4桁の合計6桁で構成されています。
△△○○○○
※△はアルファベットで2桁、○は数字で4桁
ヴィトンのシリアルナンバーの読み方は?
①アルファベットの読み方・対応表
2桁のアルファベットは生産国をあらわしています。
【フランス】AA AC AH AN AR AS A0 A1 A2 BA BJ BU CT DU ET FL LW MB MI MS NO RA RI SL SN SP SR TA TH TJ TN TR TS VI AAS
【アメリカ】FH SD OS
【スペイン】CA LO LB LM
【スイス】FA D1
【イタリア】CE
【ドイツ】LP
ちなみに。
ヴィトンの正規リペアサービスを受けた場合、アルファベットが「DK」になっています。
②数字の見方
この数字は奇数桁と偶数桁にわけて見ます。
○●○●
1桁目と3桁目
2桁目と4桁目
このようにわかれます。そして、奇数桁が製造週、偶数桁が製造年というかたちになります。つまり●●年の○○週目に製造された製品ということになります。わかりやすく例をだします。
MI4113
この場合は……
MI=フランスの工房
4113=13年の41週目
つまり2009年の16週目にフランスの工房でつくられた製品だということになります(実際に生産された週は-15をして計算します、この場合は26週目)。ちなみに……
2007年以前のものは?
こちらは少々情報が変わります。具体的には1桁目と3桁目をならべた数字が週ではなく製造月をあらわしています。つまり……
AR0044
という場合は……
AR=フランスの工房
0044=04年の4月
つまり2004年4月にフランスの工房でつくられた製品ということになります。
また1990年以前の商品の場合は、さらに見方が変わります。
1990年以前のものの見方は?
1桁目、2桁目が製造年
3桁目、(場合によって)4桁目が製造月
※アルファベットと数字が逆に表示されている場合もあります
たとえば……
874RA
これは1987年4月にフランスで製造されたということです。ちなみに……
シリアルナンバーの製造国と「made in~」の製造国が一致しない場合もある
これはよく偽物と間違えられやすいのですが、なかにはシリアルナンバーのアルファベットと製品にプリントされているメイドイン~の生産国が合致しない場合がたまにあります。
たとえば「821SD」というシリアルを持つヴィトンの刻印が「made in france」になっている場合があります。
これは通常ならば上記の見方をしてみると、1982年1月にアメリカで生産されたということになります。
しかし、刻印には「made in france」。これは偽物の場合ももちろんあります。
しかし、SDという刻印が削れたり薄くなったりして、SRやSPと見間違えてしまっている場合も考えられます。
さらに単純な刻印ミスということも考えられます。とくにこれくらい古いものの場合は、検品が今よりも雑だったため、こういったプリントミスなどもごく稀にあったようです。
不安な場合は、近所の質屋さんなどで見てもらうと良いでしょう。質屋で値段がつけば本物です。あるいは「ジッパーのしまりが悪い」などといってヴィトンのカスタマーセンターに持ちこむ手もありです。
そこで見積もりがでればそれは本物である証拠といえます。
まとめ
以上がルイ・ヴィトンの製造番号の見方でした。
対応表を見て、自身のヴィトンがどこの国でいつつくられたのかを調べてみてください。
うのたろうでした。