うのたろうです。
本日、ぼくの好きな音楽の話です。
クラシックの現代音楽――なんていうと、めちゃくちゃ敷居が高そうに見えます。
が。
そんなことはありません。
ライヒの音楽は聴いているだけで冗談みたいに癒され落ちつき集中力がアップする、めちゃくちゃカッコイイ音楽なのです。
というわけで。
本日は、ぼくのオススメ。
スティーヴ・ライヒの「18人の音楽家のための音楽」のお話しです。まずはスティーヴ・ライヒという人って誰? というところからスタートです。
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スティーヴ・ライヒって?
スティーヴ・ライヒ(Steve Reich、1936年10月3日~)は、ミニマルミュージックを代表するアメリカの作曲家です。
ちなみに。
2014年11月現在、まだ元気に生きていて、ばんばん作曲活動をしています。
新譜がでたりするので驚きです。
そんなライヒの特徴であるミニマルミュージックですが……
そもそもミニマルミュージックって?
ミニマル・ミュージック (Minimal Music))――これは音の動きを最小限に抑えてパターン化した音型を反復させる音楽です。
こう説明すると非常にわかりづらいですよね。
ようするに。
ピアノの「ド」の音をポロンと鳴らしたとします。
すこし時間をおいてまた「ド」の音をひとつ、ポロンと鳴らします。
そしてまたおなじだけ時間をあけたとき。
次に「ドド」と「ド」の音を2回鳴らすと、音のずれが生まれます。
あるいはピアノの音にほかの楽器の音をのせてもかまいません。
ようするに、音楽ではなく「音のずれ」を聴く音楽なのです。
それがミニマルミュージックなのです。
そんなライヒの音楽のオススメ曲
18人の音楽家のための音楽
このCDには、1976年録音のバージョンと1995年録音のバージョンがあります。
1976年録音のバージョンは演奏時間56分31秒。
1995年録音のバージョンは演奏時間1時間7分42秒。
この演奏時間の差は反復の回数の違いです。
ちなみに。
ぼくは両方よく聴くのですが最初の1976年録音のバージョンのほうが好きです。
さて、そんな18人の音楽家のための音楽ですが……
「18人の音楽家のための音楽」は、どんな音楽か?
ほかのライヒ作品同様、「18人の音楽家のための音楽」では一定のパルスやリズムのくり返しと変化によって曲を構成するという手法をもちいています。
この曲の特徴は他のライヒ作品にくらべて大規模な編成が要求されるという点にあります。
では……
どれくらいの編成でおこなうのか?
通常、以下のパートを18~22人で演奏します。
◎.クラリネット(バスクラリネット持ち替え)×2
◎.ヴィブラフォン×1
◎.シロフォン×2
◎.マリンバ×3
◎.ピアノ×4
◎.女声×4
◎.ヴァイオリン×1
◎.ヴィブラフォン×1
◎.マラカス×2(セクションVI~VIIIで使用)
ちなみに。
タイトルどおりに18人で演奏するためには複数の楽器をかけ持ちする必要があるので、このような編成になっています。
まとめ
けっこうカッコイイ音楽ですので、気になった方はぜひCDで全部を聴いてみてください。
※ぼくのオススメ、1976録音バージョン
ちなみに。
ぼくは、イヤホンでこの音楽をかけながら小説を書くとめちゃくちゃ集中できます。
あるいは、癒しを求めたり睡眠導入にも最適な音楽です。
それくらいに心地よいのが、このおなじ音のくり返しのミニマルミュージックなのですから。
うのたろうでした。