うのたろうです。
紫外線には様々な波長があることをご存じでしょうか?
そしてそんな紫外線は月ごと時間ごとに肌への負担も変わってきます。本日は紫外線の基礎知識や、紫外線の量が多い季節などについてお話しいたします。
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紫外線ってなに?
紫外線は太陽光の一種で不可視光線の一種です。
不可視光線とは目に見えない光線のこと。つまり「紫外線は目に見えません」。
また紫外線は電磁波の一種でもあります。
電磁波とは「電場」と「磁場」からなる波のことで、太陽光のほかにはスマホや電子レンジなど身のまわりにあるさまざま電子機器からもでています。
そんな紫外線は英語では「Ultra violet(ウルトラ・バイオレット)」といいます。
日本では省略されて「UV」といわれたり表記されることがあります。
紫外線の単位は?波長の長さは?
紫外線は波の長さによって3種類にわけられます。
そのときの単位は「nm(ナノメートル)」と呼ばれています(1nm=1mの10億分の1)。具体的な区分は以下の通り。
・400~315nm → 紫外線A波(UV-A)
・315~280nm → 紫外線B波(UV-B)
・280nm未満 → 紫外線C波(UV-C)
これを見てもわかるように波長の長さは長い順に以下の形になっています。
A波 > B波 > C波
それぞれの違いや特徴は以下のもの。
紫外線A波、B波、C波の特徴や違いは?
A、B、Cにわかれる紫外線の違いは「地上に届くか届かないか」という点です。大きな区分は以下のもの。
・地上に届く紫外線(A波、B波)
・地上まで届かない紫外線(C波)
C波(UV-C)は大気層で吸収されるため地上まで到達しません。そのためC波は人体に影響がない紫外線だといえます。
しかしほかの2つ(A波、B波)は地上まで届きます。そのため人体への影響がでてきます。
もちろんそれぞれの波の長さによって人体への影響の仕方は変わってきます。「A波」と「B波」の違いは以下のもの。
・紫外線A波(UV-A)
→雲や窓ガラスを通り抜け、肌の深くまで届いてしまう
そのため肌に負担がかかり、たるみの原因になります。
・紫外線B波(UV-B)
→雲などのほか、窓やガラスで遮断される
そのためA波にくらべてUV量は少ないといえます。ただし外で直接長時間浴びると、肌の内部まで浸透し、水ぶくれ、やけど、シミ、日焼けの原因になります。
紫外線の量が多い季節は?多い時間帯は?
紫外線の量は3月から増えだします。
そして4月の終わりから9月にかけて紫外線の量が多い季節といわれています。
そのなかでもとくに気をつけなければいけない季節が5月です。
理由はオゾン層が季節変化によって紫外線A波を通しやすくなってしまうからです。
紫外線A波は人体にもっとも影響を及ぼす波長であるため「5月は紫外線が多いので気をつけましょう」といわれることが多いというわけです。
もっとも紫外線グラフなどを見た場合、日本では7月と8月が紫外線量が一番多い月になっていますので、5月をすぎたからといって油断するのではなく7月や8月にもしっかりとした紫外線対策をする必要があります。
また紫外線の量がピークになる時間帯は以下のもの。
10:00~14:00
この時間帯だけで一日の紫外線量の60%にもなるというから驚きです。これを踏まえると、もっとも気をつけなければいけない季節・時間は以下のもの。
「5月 10:00~14:00」
この月のこの時間帯の日焼け対策は普段以上に入念にするようにしてください。
まとめ
紫外線は冬でも曇りでも、雨でも降り注ぎます。
一年を通して紫外線がない時期はありませんので、肌に負担がかからないように一年を通しての日焼け止め対策はしたほうがいいでしょう。
うのたろうでした。