うのたろうです。
イースター――最近よくきく単語ですよね。コージーコーナーのジャンボシュークリームにも「アタリ」としてイースターのたまごが登場していたりします。では……
「そのイースターとはいったいどんなもので、どんな意味があるのか?」
本日はそういったお話しをいたします。いったいどんなイベントなのでしょうか? 見ていきましょう……
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イースターってなに?
日本語でひとことでいえば「復活祭」あるいは「復活節」。由来は十字架に磔(はりつけ)にされて絶命したイエス・キリストが三日目によみがえったというエピソード。その事実(史実? フィクション?)を記念してイースター(復活祭)という日が設けられました。
つまり……
キリスト教徒にとってこの日は最大の祝日であり、最大のイベントというわけです。
クリスマスとおなじ位置づけにある。こういえばイースターの重要さがわかるでしょうか?
イースターっていつ?
春分の日のあとの最初の満月からかぞえて最初の日曜日――つまり日付は固定ではありません。毎年変わります。
2014年は4月20日でした。今年2015年は4月5日。ちなみに2016年は3月27日です。
2015年のイースターは4/5です。
だいじなことなので二回いいました。
イースターではどんなことをするの?
まず朝起きたら「Happy Easter!(ハッピー・イースター)」のあいさつ。
そして、ここでようやく冒頭のコージーコーナーの「たまごがでたら当たり」というキャンペーンにつながってきます。イースターですることとは、ずばり……
「エッグハント」
家のどこかに隠したイースターエッグを探すこと。これがイースターという祝日の最大のイベントであり子どもたちの一番の楽しみでもあります。イースターエッグはクリスマスでいうところのクリスマスツリーに匹敵するほどの重要性があります。
ちなみに。
復活祭を祝うために使用する卵はただのたまごではありません。殻に色を塗るなどして華やかに飾り付けをしたゆで卵を使用します。
この卵は見つけたら「あるゲーム」をしてから殻をむいて食べます。では……
なんで卵なの? 卵とうさぎの関係
キリストの復活が「ひよこが卵の殻をやぶってでてくる」というイメージだからだそうです。死という殻をやぶってキリストがよみがえった――こういったことを卵は象徴しているのです。
ちなみにこのとき使用する卵は「イースターラビット(イースターうさぎ)」(Easter hare/Easter rabbit)が運んできたとされています。
イースターラビットはクリスマスでいうところのサンタクロースのような存在です。
子だくさんのうさぎは、古代より繁栄・多産(fertility)のシンボルとされているからです。
卵を見つけたあとにする「あるゲーム」とは?
さて、そんなイースターですが隠した卵を探すだけの日ではありません。復活祭では家族が集まりごちそうを食べます。そして「エッグハント」のほかに「エッグロール」もおこないます。
エッグロール――直訳すれば「卵ころがし」。
家に隠してあるカラフルなゆで卵を探しあてたあと、その卵の殻を割らないようにスプーンで転がしゴールに運ぶ。これがエッグロールです。この一種のゲームをしてから見つけた卵を食べるのです。
Photo by ABCnews
アメリカのホワイトハウスでも例年敷地内でエッグロールの催しがおこなわれるというのですから、キリスト教徒のかたにとってイースターがどれほどの重要性を持っているかというのがわかりますね。ちなみに……
イースターのマメ知識
モアイのいるあの島も「イースター島」と呼ばれていますよね。あれもじつはイースターの祝日にちなんで名づけられたのです。
イースター島はポリネシア諸島の東端にあたる、現在チリ領の島です。現地の人には「ラパヌイ(Rapa Nui=偉大なラパ)」と呼ばれています。
そんなイースターですが、1722年にオランダ人のヤコブ・ロッゲフェーン(Jacob Roggeveen)によって発見されました。
この日がイースターサンデーだったため、それを記念しこの島を「イースター島」と名付けたのです。
まとめ
いかがでしたか?
イースターというイベントの概要がわかったと思います。
毎年日にちが変わること。その日にちとは「春分の日のあとの最初の満月からかぞえて最初の日曜日」だということ。家に隠したカラフルなゆで卵を探すこと。キリストの復活を祝っておこなわれるイベントだということ。
これらがイースターという祝日の具体的な内容です。
今年のイースターサンデーである4月5日は、イースターを祝ってみてはいかがですか?
きっとお子さんもよろこんでくれますよ。
うのたろうでした。