うのたろうです。
口臭予防してますか?
ということで。
本日は、口臭予防の基本のお話しです。
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口臭の原因てなに?
口臭のおもな原因は細菌によって発生される揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)という成分です。
この揮発性硫黄化合物があのイヤなニオイの原因になっているわけです。
※イメージ映像
揮発性硫黄化合物が発生するのはどんなとき?
揮発性化合物が発生するのは、口内の酸素が欠如しているときがほとんどです。
口内の酸素が欠如してしまうと、口のなかがネバネバしたり、泡立ってしまう状態にります。
口内がこういった状態のときというのは、嫌気性菌(けんきせいきん)の働きが活発になります。
そしてこの嫌気性菌が口内の歯垢(プラーク)を分解することいより揮発性硫黄化合物が発生し、嫌なニオイになるのです。では唾液の分泌はどうして減ってしまうのでしょうか?
唾液の分泌が減る原因は?
①カフェイン、ニコチン、アルコールの過剰摂取
こういった物質には高い利尿作用があります。
そのため、コーヒー、たばこ、お酒などを過剰摂取をすることで脱水症状を起こし、唾液の分泌が抑えられてしまうのです。
結果、口のなかが乾いてしまいます。
これがコーヒーやたばこやお酒が口臭の原因といわれる理由のひとつです。
②水分摂取量の不足
気をつけなければいけないのはダイエットなどで食事や水分の摂取を無理に制限してしまう場合や、病気などで食事を充分にに摂取できない場合です。
そういったときというのは、体内の水分量が大幅に減り唾液の分泌を抑制しています。
とうぜんそうなると口が臭くなりやすくなるということです。
③咀嚼(そしゃく)回数の不足
たべものを噛む回数が減ると唾液腺の機能を低下させてしまいます。
そうなると必然的に唾液が充分に分泌されなくなるのです。
結果、嫌気性菌の働きが活発になってしまうのです。
④交感神経の刺激
緊張状態などに注意です。
このように交感神経が優位な状態で分泌される唾液というのは、水分量が少なく粘度の高いものです。
そのため緊張時は口内が乾燥しやすくなります。
口臭がきつくなりやすいタイミングだといえるでしょう。
⑤加齢
70歳以上の男性の16%、女性の25%に唾液分泌量の減少がみられるというデータがあるように、年齢を重ねると、どうしても唾液の分泌量というのは若いころにくらべて減少してしまいます。
70歳以上の年齢のかたは、どうしても口臭がきつくなりやすくなってしまうのです。
⑥疾患
病気にかかったかた、あるいは病気に今現在かかっているかたなども注意が必要です。
高熱、下痢、出血、甲状腺機能亢進症、拒食症などによる度重なる嘔吐、糖尿病、
自己免疫疾患、脳血管障害、神経障害、唾液腺炎、服薬による副作用、頭頸部癌の治療のための手術や放射線治療による放射線照射の影響。
これらは、唾液分泌を抑制するとされています。
これらがおもな唾液分泌量の減少の原因です。では、どうすれば揮発性硫黄化合物を発生させずにすごせるのでしょうか?
揮発性硫黄化合物を発生させない方法は?
これは単純です。
唾液の分泌を増やし口内の酸素を増やすことが、最大の口臭予防とその改善の最重要ポイントなのです。
唾液を増やす方法は?
上記のように唾液分泌が抑制される原因はさまざまです。
しかし、それが⑥疾患による症状が原因である場合をのぞけば、簡単に解決をさせることができるのです。
つまり、①~⑤までに原因がある場合、以下の方法で唾液分泌量を増やせば口臭予防に効果的だというわけです。
①唾液分泌反射を利用する
これは簡単にいえば、つねにガムをかんでいれば唾液の分泌量は増えるということです。
あるいはかまずに口のなかで転がすだけでもOKですし、歯とほっぺたのあいだにガムをはさんですごすだけでも唾液分泌量は増えます。
②リラックスする
緊張すると交感神経が優位になります。
その結果、粘度の高い唾液が分泌され、口内が乾燥しやすくなります。
ということは。
口臭予防には逆にリラックスしていればいいということです。
リラックスをすることによって副交感神経が優位になります。
その結果、水分量のおおいサラサラの唾液が分泌され口臭を予防してくれます。ちなみに……
唾液分泌に効果的なリラックス方法
1.ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かる
2.音楽を聴く
3.深呼吸をする
ほかにも自分にあったリラックス法を日常的に実践すると良いでしょう。
③歯垢(プラーク)ケアの効果
食べカスや壊死した細菌、はがれた粘膜上皮などは歯垢(プラーク)となります。
それらプラークを嫌気性菌が分解することにより悪臭が発生します。
そのため歯垢のケアは口臭の予防と改善の重要なポイントなのです。
ちなみに……
歯垢の効果的なケア
◎.寝るまえ・起床時の歯みがき
◎.食後のガム
これらがあげられます。
就寝中は唾液の分泌量が減るので、就寝前の歯磨きは口内の歯垢除去のために大切です。
また起床時の歯磨きは口臭を抑えるのに効果的です。
食後にガムを噛むことで口内pHの低下を防ぐことができます。
口内pHが低下すると虫歯菌が活発になります。
そして歯垢をつくってしまうのです。
そのためpHの低下を防ぐことも口臭予防のために重要なポイントになるのです。
まとめ
口臭は自分にとっても恥ずかしいですよね。
そして、もうしわけない気持ちになってしまいますよね。
せっかくかっこよく・かわいく決めたのに口臭がキツイなんていうのはカッコ悪いですよね。
なにより清潔感がなく、他人を不快にしてしまいます。
それどころか自分自身も気になって自信がなくなってしまいますよね。
そんな口臭は指摘されるまで気づかなかったという人もいたりします。
ですので、口臭とは無縁だと思っているかたも、ふだんからの口臭予防をして、さわやかな息で毎日をすごすようにしてください。
歯医者の定期検診に通っている、うのたろうでした。