うのたろうです。
本日、お中元のマナーのお話し。
もっとも難しいことを細かくいって「○○のケースは××で……」なんていっても絶対に忘れるに決まっています。マナーなんてそんなものなんです。ですので……
お中元のマナーはまずチョー基礎の5つのポイントを押さえましょう。これさえ押さえていれば絶対に恥ずかしくないという基本のポイントです。見ていきましょう。
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お中元の季節は?
お中元のとはそもそもなんなのか?
じつは「中元」とは中国で7月15日のことを指しています。ですので、この7月15日というのがひとつの基準になってきます。
そんなお中元ですが、贈る季節は関東と関西でじゃっかんのずれがあります。
【関東】7月はじめ~7月中旬
【関西】7月下旬~8月中旬
これが一般的なお中元を贈る時期です(中旬というのは15日までと考えてもOK)。東西で時期がずれる理由は、関東では新暦にしたがい、関西では旧暦にしたがっているからという考えが一般的です。
ちなみに東西の中間である愛知(名古屋)や静岡は7月15日〜8月15日というのが一般なようです。旧暦を採用している地方であるといえます。
お中元は日ごろお世話になっている人に送ります。「いつもありがとうございます」という感謝の気持ちをこめての贈りものという感じです。
そんなお中元の基本的なマナーは以下のものになります。
お中元のマナー①「相場」
◎.一般的なつきあいの人(知人や親せきなど)
→3000円~5000円
◎.お世話になった人(仲人や上司など)
→5000円前後
◎.特別にお世話になっている人
→1万円ていど
お中元のマナー②「挨拶状」
次にだいじなのは挨拶状です。というのも、お中元はただギフトを贈るだけではだめなのです。贈るさいはかならず手書きのメッセージを添えるようにしてください。
もしどうしても挨拶状をつけることができない場合は、電報や電話などできちんと挨拶をするようにしましょう。
お中元のマナー③「のし書き」
水引が紅白で蝶結びののしを使います。
書き方はのしの上段に「お中元」あるいは「御中元」と記載し、下段に自身の名前を書いてください。ただのお礼という体裁にしたい場合は「お礼」「御礼」でもOKです。
また、それぞれの地域のお中元の時期をすぎてしまった場合、のしの表書きを「暑中御伺い」「残暑御伺い」と記載するのがマナーです。
お中元のマナー④「送る年数」
ふだんからつきあいのある一般的な人は、通常から交流があるはずなので中元・歳暮について双方で取り決めをすることもできます。しかし、それ以外のお世話になって人へはどのようにしたらよいのでしょうか?
たとえば結婚式でお世話になった仲人や媒酌人の方には式を挙げた年だけでなく、その後、最低でも3年間はお中元を贈るようにしてください。
それが社会人のマナーです。
お中元のマナー⑤「送ってはいけないもの」
お中元では仕事にかんするものを贈るのは絶対にNGです。
たとえば鞄や時計はもちろんのこと、文房具やネクタイなども「仕事がんばれよ、おまえ」というような失礼な意味になってしまうのでNGです。
また靴下や履物など足にかんするものも「相手を踏みつけにする」という意味になってしまうため絶対にNGです。
最後に
お中元。なにやらややこしいしきたりですが、大人としてしっかりと基本マナーを守って贈るようにしてください。
こういったことが自然にできることが素敵な大人なのですから。
うのたろうでした。