うのたろうです。
2016年5月31日、火星が地球に最接近します。
そのため南の空でスーパーマーズを見ることができます。
何時ころ、どの方角を見ればいいのでしょうか?
そしてスーパーマーズとはいったいどんなものなのでしょうか?
見ていきましょう……
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スーパーマーズとは?
火星が地球に最接近し、都市部にいても肉眼で確認できるという現象。
これをスーパーマーズといいます。ちなみに……
火星についての予備知識
火星は太陽系の第4惑星。太陽を中心としたときに地球より1つ外側の軌道をまわっている星です。
ちなみに。
火星が太陽の周りを1周するのにかかる時間は687日。つまり約2年2ヶ月。
ここから計算すると火星は2年2ヶ月に1度、地球に接近するという計算になります。では……
今回(2016年)のスーパーマーズはなにがすごいの?
地球は太陽のまわりをほぼ正円を描いてまわっています。
それに対し火星の軌道は楕円形を描いています。
そのため、火星が最接近したときに地球から見える星の大きさはそのときどきによって変わってきます。
今回(2016年)のスーパーマーズの最接近は近年10年間で一番近い距離で近づくため、より大きな姿を肉眼で確認することができるというわけです。では……
どれくらいの大きさ、明るさで見ることができるの?
ちなみに。今回は火星が7528万kmまで近づくそうです。これは2005年11月20日以来11年ぶりだということです。
そのため今回はかなり大きく、そして明るく火星を見ることができます。
その直系の大きさは、火星がもっとも小さく見えるときの約3倍。そして明るさは「マイナス2等星」。これは1等星のおよそ15倍の明るさということになります。
ちなみに。
星のなかで一番明るく輝いているシリウスは「マイナス1.4等級」といわれています。
スーパーマーズが見られる時間・方角は?
2016年5月31日の日没に南東の空にあらわれます。
そして夜遅くにかけて赤く光る火星を観測することができます。
目印は土星とさそり座の近くにある「赤く光る星」です(もっとも土星やさそり座よりも火星のほうが明るいため先に見つかるはずです)。
それが火星です。
さらにスーパーマーズはその後1週間ほど空のおなじ位置に見えるため、31日の夜を逃しても、6月1日以降に見るチャンスが毎晩あるということです。具体的な時間は以下の通り。
【5月31日付近の火星の出・火星の入り】
◎.火星の出……18:00ころ
◎.南中……23:00ころ
◎.火星の入り……4:00ころ
まとめ
今回の火星を見るためには南東の空を見るようにしてください。
そして赤く輝く星を探してください。それが火星です。
次回の最接近は2年2カ月後の2018年の7月31日なので、ぜひ今夜、夜空を見上げてみてください。
赤い火星なんて、ロマンチックですよね。
うのたろうでした。