うのたろうです。
今、SNSなどで話題になっている画像があります。
「あなたは黒点が何個みえますか?」
そんな画像です。
不思議な視覚になる画像。その正体を見ていきましょう……
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「あなたは黒点が何個みえますか?」
この画像のなかの線と線が交わった部分の黒点が、あなたの目にはいくつ見えますか?
ちなみに。こたえは……
「あなたは黒点が何個みえますか?」の答えは?
・12個
じつはこの画像の格子状の線をとるとこんな画像があらわれてきます。
横長の方眼紙に4×3(横×縦)の等間隔で合計12個の黒い点が打たれているのがわかります。
このドットの画像をおなじサイズの方眼紙(縦、横、ななめの線で格子状にすべての点を結んだもの)に重ねあわせます。方眼紙を結ぶ線は薄い灰色です。
これを黒点の画像に重ねます。すると……
黒点が消えました!
ちなみに。
この黒点は見る位置によって見え方が変わってきます。たとえば一か所の点に注目してしまうと、ほかの黒点が見えなくなってしまいます。
また中心の2点だけに集中して見ると、その点だけははっきりと見えますが、あとの10個の黒点は見えなくなってしまいます。とても不思議な感覚を味わえると思います。
黒点が見えなくなる、秘密やメカニズムは?
これは立命館大学の北岡明佳教授がfacebookに投稿したのをきっかけに広がった画像です。もとの画像はこちら。
この点が見えなくなるのは人間の「盲点と補完の性質」のメカニズムによるものです。
人間の脳は、模様を認識する能力が高いため、点よりも先に格子模様を認識してしまいます。すると格子模様に重なっている点は「初めから、そこにないもの」というように脳が認識してしまうのです。
ただし例外があります。
目線の近くにある部分の黒点だけは脳が点としてしっかりと認識します。
そのため、視野の中心付近にある黒点だけがはっきりと見えて、ほかの部分の黒点は見えなくなるという現象が起こるのです。
これを「盲点と補完の性質」のメカニズムと呼びます。
まとめ
この画像は人によって見える数が違ってきます。あなたの脳はこの12個の黒点を同時に認識してくれるでしょうか?
ぜひ試してみてください。
うのたろうでした。