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雑記

膠原病(こうげんびょう)とは?原因は?症状は?治療法はあるの?妊娠のリスクは?寿命は短くなるの?

うのたろうです。
2016年2月19日、女優で作家の酒井若菜さんが膠原病(こうげんびょう)ということを発表しました。

膠原病とはいったいどんな病気なのか?
症状、原因、治療法などを見ていきましょう……

 

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膠原病(こうげんびょう)とは?

じつは「膠原病」というのは病名ではありません。状態のことです。さまざまな病気の症状が複合してあらわれている状態とでもいえばわかりやすいでしょうか。

病理学者であるポール・クレンペラー(Paul Klemperer(1887-1964))が1942年に提唱した新しい病気の考え方です。

膠原病のおもな症状は?

膠原病とは、わかりやすくいえば以下の3つの病気の症状が同時にでている状態です。

◎.リウマチ性疾患(関節や筋肉に痛みやこわばりを来たす疾病。)
◎.自己免疫疾患(免疫に異常が見られる疾病。)
◎.結合組織疾患(細胞間の結合組織に異常を来たす疾病。)

つまり、この図の緑色の部分が膠原病というわけです。そのため症状としては……

膠原病症状原因治療どんな病気
まず関節や筋肉がこわばり、痛くなります。
次に免疫に異常が起こるため、自己防衛機能がみずからの身体を壊してしまいます。
さらには関節痛、皮膚の異常、筋力低下、内臓各種の問題などが同時にでてきます。

こういったものがすべて症状としてあらわれるため難病として扱われています。

「膠原病」にかかりやすい人は? 原因は?

膠原病は若い女性がかかりやすい傾向にあるようです。
しかし原因ははっきりしたことがわかっていません。そのため、はっきりとした治療法が確立されておらず、完治することがありません

治療法としては薬を飲んで症状をやわらげるといった消極的な方法にたよるしかありません。つまり一度、膠原病にかかったら良くなったり悪くなったりをくり返し、慢性的に病気とつきあっていかなければならなくなるというわけです。ちなみに……

膠原病の特徴は?

【症状】
◎.関節や筋肉に痛みやこわばりがでる
◎.細胞の結合組織に炎症による病気が発症する
◎.免疫異常が見られる

【病気の経緯・性質】
◎.遺伝性がない
◎.伝染病ではない
◎.悪性腫瘍の病気ではない
◎.感染はしないが、他の感染症で膠原病事態が悪化することがある

【治療】
◎.抗生物質が効かない
◎.副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)は効果がある

膠原病の初期症状は?

膠原病の初期症状は以下のものがあげられます。

発熱、咳、関節痛、下痢、腹痛など風邪の初期症状によく似たもの。
ほかにも、手足の痛み、身体のしびれ、倦怠感、湿疹などの症状があらわれたりもします。

まとめ

膠原病はひとつの病名ではなく、さまざまな病気が複合してあらわれた状態です。
さらに膠原病にははっきりとした治療法がないため早期の正確な診断と早期の治療開始がその後を左右するといわれています。

膠原病の名医というものはとくに存在せず、しかしながら軽いうちに治療を始めれば、飲む薬の量も少なくてすみ副作用に頭を悩ませることも少なくなるはずです。

検査は血液一般、尿、炎症マーカー、酵素活性等の基本的検査で診断されるので「もしかしたら?」と思った方は早めに医療機関を受診することをオススメします。

膠原病は難病です。
妊婦の場合はかなり大きな影響やリスクがあります。
しかし寿命は極端に短くなるというようなことはあまりないようです。なかには突然亡くなってしまうかたもいるようですが、たいてい平均寿命くらいまではなんとかなりそうというのが実際に膠原病にかかって闘病をされている人たちの言葉です。

本当におだいじになさってください。

うのたろうでした

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